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ネット銀行とは、従来の銀行のような店舗を持たず、インターネット上での取引を主に行っている銀行のことをいいます。
有名なものを挙げればイオン銀行やソニー銀行、楽天銀行などでしょうか。
預金金利がよかったり、手数料が安いといった利点から口座を持っている方が増えているようです。
そこで、もしネット銀行の口座を持っている人が亡くなった場合の相続手続はどうなるのかという問題が生じてきます。
従来の銀行であれば、店舗の窓口に通帳やその他の書類を持って行って手続きをすればいいのですが、ネット銀行には店舗がありませんし、通帳もないことがほとんどです。
一体どうなってしまうのでしょうか。
そもそも、従来の銀行であれば通帳があるため、どの銀行に口座があるかはすぐわかりますが、通帳がない場合、どの銀行の口座を持っているのか、口座を持っているのかどうかすらわからないという可能性が出てきます。
ネット銀行の預金口座があることを誰にも気づいてもらえないという事態が起こることも大いにあり得るわけです。
どのネット銀行であってもまずはカスタマーセンターに連絡します。
すると口座が凍結され、手続きに必要な書類が送られてきます。
その後はネット銀行側の指示に従って手続きを進めていきましょう。
口座の相続に関しては重要なことになりますから、いくらネット銀行とはいえインターネット上で手続きを進めるということは基本的にありません。
なお、ほとんどの場合、ネット銀行との書類のやり取りを複数回しなければなりません。
通帳のある預金口座の手続きに比べて時間と手間がかかるという認識を持っておいたほうがいいでしょう。
ネット銀行の口座を持っている方は、自らが亡くなった後家族に迷惑をかけないよう何かしらの対策を考えておく必要があります。
口座を開設した際の資料や、定期的に送られてくるはがきなど、口座の存在に気付くための要素はないことはないでしょうが、わかりやすくするための対策はしておいたほうが無難です。
まず、ネット銀行の口座を持っていることを家族に知らせておくことは重要です。
それだけでなく、銀行名と口座番号くらいはわかるようにしておかないと後から面倒です。
直接伝える必要はないでしょうが、メモを残しておいたり、リストアップしておくなどするといいでしょう。
とはいえ、口座を持っていることを家族に知られたくない方もいらっしゃるかと思います。
その場合でも、いざという時に備えて銀行名及び口座番号は最低限わかるようにしておきましょう。
そして、メモなどを他の銀行の通帳と併せて保管しておけば、少なくとも口座の存在に気付かないという事態は避けられるはずです。
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